男性より女性の方が
健康は大変で難しい。
私は男性なので
一か月のあいだ普通にしていれば
あまり極端に体調が変わる事はない。
でも女性は
普通にしていても
必ず体調が悪くなる。
痛みや吐き気やイライラや
怒りや落ち込みなど沢山。
子どもを体内に宿すため
男性には無いシステムで
毎月半分が不調。
本当に辛すぎる。
ーー
もちろん
男性の私でも同じように
不調になることもあるが、
それは私が無理を続けてたり
生活が乱れたりツラい状況におかれたり
何らかの原因がある時だけ。
「男性は原因無くして不調無し」
ーー
女性はそんな原因もなく
たとえ完璧に近いくらい
健康生活を頑張ってても
それでも体調不良になる。
「女性は原因無くても不調有り」
そんな完璧な健康生活は
難しいので女性の方が、
とうぜん男性よりも
健康は大変だし難しい。
ーー
にも関わらず男性の私は
目の前の女性のツラさや
苦痛を分かってなかった。
分かろうとしてなかった。
だから私はすぐ怒ってた。
「僕はやってるのになんで
君はそんなんなの?」と。
今も全然分かってない。
分かってあげられない。
でも少しでも分かろうと
思うことくらいはできる。
優しくすることもできる。
優しい言葉を口に出す事もできる。
なので少しずつでもそうする。
ーー
私は男性にも女性にも
性別関係なく人に対して
とても冷たい人だった。
今も決して聖人のように
温厚という訳ではないが
以前は極めて冷徹だった。
仕事の時や、人の目がある時は
一応は優しくしていたつもりだけど
内心「面倒くさい」と思っていたし
たぶんそれは伝わっていた。
ーー
でも
包帯してる人や
入院してる人や
悲しそうに泣いてる人や
オロオロ困ってる人には
自然に優しくできた。
なぜなら大変さや痛みが
目で見て分かったから。
分かったからこそ
優しくできた。
でも分からない時は、やはり
本心では優しくできなかった。
ーー
私は年齢を重ね
少しずつ変わっていった。
「自分ももちろん大変だけど
みんなも何かしら大変なんだ」
と知った。
「女性も男性も、老いも若きも、
目の前にいる人、関わる人全員が
必ず何かの痛みや苦しみを持っている。
たとえ見た目は全く分からなくても必ず。
今なのか過去なのか分からなくても必ず。
だから冷たくしたり責めたりは
もう少し減らたいし減らせる」
そう思いはじめたら
毎日がとても楽になった。
ーー
「自分もだけど目の前の人も全員
必ず、痛みや苦しみを持っている。
このムカつく人も間違いなく必ず」
この思いを前提に変えた時から
イライラはだんだん消えていき
人間関係で落ち込んだり
苦しむことも減ったし
大切な人とも円満にいられる
自分になってきたので良かった。
もちろん全てを分かることは
決してできないと分かってるけど
少しでも解ろうとしていきます。
自分の健康と幸せのためにも。
感謝。
健康だよね
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